太陽光発電の基礎知識

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太陽光発電をご検討中の方へ
~知っておきたい基礎知識・メリット・デメリット~

山口で太陽光発電システムの導入・設置を検討されているなら、株式会社マエテックにご相談ください。当社は、拠点を置く山口市をはじめ宇部市・防府市・下関市・周南市・下松市などの山口県内全域と福岡県東部、広島県西部を対象エリアに、太陽光パネル・蓄電池・充放電システムなど、太陽光発電に必要な装置の販売、施工をお手伝いしております。
ここでは、太陽光発電システム設置をご検討中の方へ、太陽光発電についての基礎知識や、依頼する業者の選び方など「太陽光発電とは?」という基本的な知識を紹介しています。

太陽光発電の基本と仕組み

太陽光発電の基本と仕組み

太陽光発電では、ソーラーパネルで太陽の光をエネルギーに変換して発電します。枯渇することのない太陽の光を活用することから「再生可能エネルギー」の一つとして普及しています。1958年にアメリカの人工衛星が電源として使用したのが、世界初の太陽光発電です。1993年には住宅用太陽光発電システムが日本で初めて販売されました。現在では、化石燃料の枯渇や地球温暖化による気候変動に対応するため、世界各国で太陽光発電をはじめとする再生可能エネルギーへの転換が進んでいます。

どうして発電できるの?

どうして発電できるの?

太陽光発電は、半導体に光を当てると電気が生じる「光電効果」を活用しています。ソーラーパネルは、n形・p形の2種類の半導体を重ね合わせた構造になっており、そこへ太陽光が当たると、パネル内で“電子”が光のエネルギーを吸収して動き始めるのです。この動きを導線で結んだ2つの電極上で起こすことで電力が生じます。

パワーコンディショナーについて

パワーコンディショナーについて

太陽光発電に欠かせないものは太陽光パネルだけではありません。実は生産された電気を通称パワコンと言われるパワーコンディショナーによって変換することで初めて利用や売電が可能になります。パネルから生産された電気は「直流電力」と言われるもので、それは普段家庭などで使われている「交流電力」とは違うものです。パワーコンディショナーが交流電力に変換して分電盤に送るという流れが必要になります。この際に数%のロスが発生し、多少電気量が減ります。パワコンの性能が高いほどこの変換効率がよくなるので、導入の際には気をつけるポイントになるでしょう。
その他にも発電効率の安定化や、売電の際の他電力系統への接続、災害時の自立起動など太陽光発電において外せない機能が盛りだくさんです。太陽光発電はパネルとパワーコンディショナーによって成り立っているのですね。

太陽光発電のメリット・デメリット

太陽光発電のメリット・デメリット

ご自宅にソーラーパネルを設置されている住宅や、ソーラーパネルがたくさん並ぶメガソーラー※の風景を目にすることも多くなりました。これから導入を検討されているなら、そのメリット・デメリットについても知っておきたいところです。

実際のところ、太陽光発電のメリット・デメリットはケースバイケースです。お客様の発電の目的(自家消費・産業用発電・投資等)や導入する太陽光システムの種類、その時の制度等によっても変わってきます。ご自身のケースでのメリット・デメリットをもっと詳しく知りたいという場合は、お気軽にマエテックにご相談ください。

※メガソーラー
メガソーラー発電とは、発電規模が1MW(1,000kW)以上の大規模な太陽光発電システムの事です。産業用電力発電などを目的としています。一般家庭などに使用される発電システムは10KW未満が基本になりますので、実にその100倍の規模になります。また同時にメガソーラーの設置には大きな土地が必要です。一般的には約2ヘクタールの土地が必要とされていますが、平均的な野球やサッカーの競技フィールドが約1ヘクタール(100m×100m)のため、その2倍の面積といえばかなりの広さと分かるのではないでしょうか。

太陽光発電の導入メリット
電気代の節約 買うばかりだった電気を、発電で生み出して使用し、残った電力を売却できるため、電気代の節約になります。
燃料調整費の削減 電気使用量に応じて課金される「再エネ賦課金」は、一般的な家庭では年間1万円近く追加で負担していることになります。自家発電・自家消費の場合は、電気料金が発生しないため、再エネ賦課金・燃料調整費も負担対象外となります。
売電収入が発生 売電するための設備を別途用意しなければなりませんが、自家消費で使いきれなかった電気は売却する事ができます。初期投資こそ必要ですが、理想の形で運用すれば「電気代の節約」+「売電収入」の2軸で利益をあげることができます。
投資商品よりも安定収入 太陽光発電システムの初期投資や運用上の必要経費を除いても、一般的な投資商品と比較すると天候さえよければ安定した収入が見込めます。突然暴落するという事がありません。
停電時に電気が使える 災害に伴う停電時に、パワーコンディショナー(変換器)の自立運転機能で晴れた日中に限り電気を使用することができます。
設備の寿命が長い 太陽光発電システムは、ほとんど動かすことなく機能するため、設備としての寿命が長いのが特徴です。常時稼働しているパワーコンディショナ(変換器)で15年、パネルで20~40年程度が寿命だと考えられています。また50年以上稼働しているものも世界には存在します。ただし、経年劣化はします。
夏涼しく冬暖かい家になる 太陽光パネルが屋根の上で夏の強い日差しを吸収してくれるため、室温で2~5℃ほど低くなります。また、冬はパネルが放射冷却を抑えてくれため、過ごしやすい家になります。
ZEH(ゼッチ)の実現 ZEHゼッチ(ゼロ・エネルギー・ハウス)とは、室内環境を快適にしながら、住宅の年間消費エネルギー量の収支がゼロになるよう目指す住宅のこと。太陽光発電を住まいに導入すると、ZEHを実現することになります。
蓄電池が便利 蓄電池をセットで導入した場合、災害などで停電が起こっても、蓄電した電気を使用できます。また、電気代が割高な時間は自家発電した電気を使うなどの工夫も可能です。
オール電化と好相性 オール電化(IH、エコキュート)なら、料金プランの選び方やライフスタイルにもよりますが、光熱費がお得になります。
環境への配慮ができる 持続可能な社会を目指す目標(SDGs)にも掲げられている、使っても減らず、二酸化炭素を排出しないクリーンなエネルギーの活用につながります。また企業様の場合は対外的なアピールにもなるでしょう。
メンテナンスがあまり必要無い 太陽光発電システムは思った以上に頑丈で、故障やトラブルが少ないため比較的寿命が長い事が特徴です。そこまで気を配らずとも毎日粛々と利益を生み出してくれるのは心理的な負荷も少なく、安心して運用できる投資方法と言えます。
補助金対象の条件を満たしている クリーンエネルギーとして国としても推進したい太陽光発電。行政にもよりますが、蓄電池やEV・V2Hと組み合わせることで、補助金を加味した少ないイニシャルコストでの導入が可能です。
太陽光発電の導入デメリット
導入コストが高い 太陽光発電システム導入には、初期投資として一般家庭で100万円前後の費用が必要になります。売電や自家消費によってコストは回収できますが、10年ほどの時間がかかります。※自治体の補助金など工夫次第でコストを抑えることが可能です。
完全に手放しにはできない メンテナンスの頻度自体は少ないですが、完全には手放しにはできません。やはり屋外に設置するものですので、維持管理として清掃や定期的なメンテナンスが必要となります。何かの拍子に故障して電気を生み出さなくなった時は、1日ごとに明確に利益が下がっていきます。
発電量は立地や天候による 日陰になりがちな立地や、天候によっては、発電量が少なくなるケースもあります。どれくらいの発電量が見込めるかは、設置前にシミュレーションしておく必要があります。
設置できないケースもある 築年数が高く重量負荷に耐えられない、屋根が小さすぎる、北向きの屋根、塩害や降雪が心配など、さまざまな理由で設置に不向きなケースもあります。また戸建てを建築した住宅会社の規約上、屋根に工事ができないという制約にひっかかる場合があります。
反射光トラブル 特に北面設置の場合には、ソーラーパネルの反射光が、ご近所にご迷惑をかけてしまうことがあります。
設置場所の確保 「パワーコンディショナー」という装置を屋内外のいずれかに設置する必要があります。電子レンジくらいのサイズのものをブレーカー近くに設置することになり、多少の音も出るため、設置場所を考えなくてはなりません。

太陽光発電の施工業者の選び方

太陽光発電の施工業者の選び方

太陽光発電システムを導入する際には、ソーラーパネルやパワーコンディショナー、蓄電池など付随するさまざまな機器の設置工事が必要となります。これら機器は20年以上稼働する寿命が長い機器ですので、長くお付き合いでき、いざというときに頼りになる業者選びができるといいでしょう。工事を依頼するにあたり、これまでの導入実績や経験が豊富な業者、信頼できる業者を選びたいものです。

メーカーの正規資格があるか?

メーカーの世紀資格があるか?

まず、一番気をつけておきたいことが、メーカーの正規資格を持つスタッフが施工するかという点。有資格者が施工していないと、メーカー保証が受けられないことがあります。また、万が一、施工に瑕疵があった場合のために、施工保険への加入の有無も事前に確認しておくといいでしょう。

担当者の対応は丁寧か?

担当者の対応は丁寧か?

その他にも、依頼時には現地確認を行っているか、見積書に、費用の内訳がわかりやすく記載しているか、設計図面は添付されているかなどもチェックするとよいでしょう。また、見積もり内容に疑問があった場合に、質問に真摯に答えてくれる業者であれば安心ですね。

株式会社マエテックは、2009年の設立以来、太陽光発電機器の施工を専門的に行っています。当社が手がけた施工事例も多数ご紹介していますので、ぜひご覧ください。

太陽光発電システム導入前の注意点

太陽光発電にはメリットがたくさんありますが同時に注意点も知っておきましょう。

  • 設置条件の確認

    面積や土地の形状、太陽光を遮ってしまうものがないかどうかなど周囲をよく確認しましょう。

  • 太陽光システムのメーカー選び

    複数のメーカーの中から、どの太陽光パネルが最良なのか比較しながらの検討が重要となります。

  • 発電量の試算

    消費電力と発電量を計算し、メリットがあるかどうかをしっかり試算しておきましょう。

  • サポート内容を把握しておく

    点検はあるのか、不具合が起きた場合の保証内容や期間といったサポートの有無をしっかりと確認しておき、トラブルが発生してしまった場合に備えることも大切です。

太陽光パネルがつけられない屋根について

デメリットの面で触れましたが、ソーラーパネルを取り付けられない屋根の形状があります。こちらでご紹介している事例以外にも、取り付け可能かどうかは個々の屋根の状態によるところもあります。

  • 設置が不可能
    • 金属瓦屋根
    • 2重張り屋根(カバー工法施工済)
    • 垂木や野地板の規格が設置基準を満たしていない場合(建築年度が古い家屋に多い)
  • 設置にコストがかかり過ぎる
    • 既築RC陸屋根(スラブの厚さや構造による。追加の防水工事が発生する場合あり)
    • 折板屋根
    • 屋根形状が湾曲している場合(アーチ状など)
  • 十分な発電量が見込めない
    • パネルを北面にしかつけられない屋根
    • 2重張り屋根(カバー工法施工済)
    • 南が高くなった片流れ屋根

両面発電モジュール

両面発電モジュール

通常の太陽光パネルは表面だけで電気を生産する片面発電モジュールといわれるものですが、最近は技術の進歩により表裏の両面で電気生産が可能な「両面発電モジュール」が台頭してくるようになりました。光には必ず反射光というものがあります。空気中のチリや、地面から跳ね返ってくる光です。それらも余すことなく電気生産にあてる事ができます。

両面発電モジュールのメリット
  • 両面による純粋な発電量のアップ
  • 設置スペースの省略
  • 方位や角度の制限がなく片面モジュールに比べ設置の自由がきく
  • 両面ガラスパネルで設備が頑丈に
  • ガラスなのでリサイクルもしやすい
  • 保証期間が25年→30年に延長
両面発電モジュールのデメリット
  • 重量が増し施工性が悪い
  • 施工コストの増加
  • 発電量が純粋に2倍になる訳ではない
  • 運用の際には損益の分岐点を鑑みる必要がある

PICKUP

ソーラーフロンティアの魅力「品質の高さ」

ソーラーフロンティアの魅力「品質の高さ」

マエテックはソーラーフロンティアの正規代理店として、特にソーラーフロンティア製の商品をメイン商材として取り扱っております。
そんなソーラーフロンティアの魅力ですが、なにより「品質の高さ」は外せない点でしょう。独自の技術により太陽光発電国際会議「Best Paper Award」などを含めた8つの賞を2014年までに受賞しています。品質と長期耐久性は、世界的に高評価を受けており太陽電池モジュールは、国内工場ですべて一貫生産することで(住宅用パネルに限る)、品質向上に努めています。
太陽光発電システムを設置する環境はお客様それぞれ違っています。それゆえに、様々な条件・環境で耐久性試験をクリアした機材を導入する事が重要になってきます。各製造工程での厳しい検査をクリアしたソーラーフロンティアの製品を皆様にご提供します。